豊中市伊丹市での資源化・リサイクル事業専門障害者雇用

リサイクル事業

◆障がい者が中心となって働く場

2012年4月より稼働を始めた、豊中市・伊丹市共有のごみ処理施設「クリーンランド」内の「リサイクルプラザ」において、32名の障がい者社員を雇用し、指導員と共に資源化物手選別業務(資源物系統のごみの中から手選別で異物を取り除く業務)を行っています。

◆障がい者社員について

20代から50代の障がい者32名を雇用。
正社員として雇用し、大阪府の最低賃金を下回らない賃金を支払い、社会保険にも加入しています。
原則として公共交通機関を使って通勤しています。

◆資源化物選別業務の流れ
資源化物選別業務の流れ
◆資源化物とは
缶類・ペットボトル・その他プラスチックです。 資源化物選別業務の流れ

「豊中市伊丹市クリーンランド リサイクルプラザ」

資源循環型のまちづくりをめざして誕生した「森の中の再生工場」を基本コンセプトとして、愛称「豊中伊丹スリーR・センター」の通り、Reduce(減らす)、Reuse(再使用)、Recycle(再利用)への取り組みを推進しています。
「リサイクルプラザ」では不燃ごみ類系統と資源物系統の2系統で不燃ごみを処理しており、(株)きるとでは資源物系統の中のペットボトル、缶類、プラスチック製容器包装の3系統のごみから手選別により異物を取り除く作業を行っています。

◆手選別業務について

きるとでは缶類、ペットボトル、プラスチック製容器包装の3種類の資源化物の手選別を担当。
1台のベルトコンベアに数人を配置して1班を構成し、流れてくるゴミから異物を取り除く作業を行っています。
他にペットボトルのキャップ・ラベル除去の作業も行っています。

ペットボトル・缶類が各1ライン、プラ容器が4ラインの計6ラインが稼働しています。
異物とは、ビン、歯ブラシ、電化製品、汚れたプラスチック、乾電池など資源化できないものを指します。異物の種類が非常に多く、また大量のごみの中から異物を発見しすぐに除去するには、異物を瞬時に見分け取り除くことや、取り除いた異物を種類毎に間違えず分別することなど、相当な集中力や判断力を要求されるため、各職員のスキルアップが常に求められており、どれだけ異物を除去できるかが会社の収益にも影響します。
2016年10月には選別後の資源ごみの異物混入割合を確認する検査(日本容器包装リサイクル協会検査)があり、96.5%の結果を出してA評価を得ることができました。リサイクル事業初年度の2012年から5年連続A評価となりました。

◆業務体制

「リーダー」ががんばっています!

32名の障がい者社員を6班に分け、各班毎に担当の支援員を1名配置、更に障がい者社員の中から各班毎に1名「リーダー」を任命し、班単位で日々の業務を進めていく体制をとっています。リーダーは赤いキャップをつけます。
作業には「リーダー」の存在が大変有効に機能しています。

支援員が気を配っています。

障がい者社員の安全かつ円滑な就労をサポートするための能力を持ち、共に働く支援員を配置しています。
一緒に作業をしながら、作業時の各社員の、異物を見つけ出す能力、集中力、作業スピードなどを見極め、適した位置に配置することや、社会人としてのマナーの指導など、日々各社員の能力を高めるためのサポートに力を注いでいます(白いキャップが支援員)。
2014年7月からは新たに相談員というサポートのしくみをスタートしました。支援員の中から3名の相談員を任命し、作業面だけでなく、健康面、生活面でのサポートをするために、支援機関、医療機関との連携を強められるよう体制を整えました。

支援員の思いは

「障がい者が行う手選別作業」ではなく、良い作業、良い手選別をしているのがたまたま障がい者というだけなのです。
障がいの有無に関係なく良い仕事が出来ることを皆さんに知っていただきたいと思います。

◆働くみんなの一日
  • STEP1

    公共交通機関を利用して出勤します。

    ■豊中方面から:阪急曽根駅から阪急バスで
    ■伊丹方面から:JR伊丹駅から伊丹市バスで

    STEP2

    8時に出社
    リサイクルプラザの全体朝礼に参加し、
    みんなでラジオ体操。

    STEP3

    着替えます。

    STEP4

    きるとでの朝礼を行います。

  • STEP5

    1時間作業をして15分休憩を繰り返し、
    12時からは1時間ゆっくりと昼食をとります。

    STEP6

    13時からも作業・休憩を繰り返し、
    15時半には作業終了。掃除をします。

    STEP7

    掃除が終わったら班ごとのミーティング。
    障がい者社員のリーダーが進行します。
    着替えをして終礼を行ないます。

    STEP8

    公共交通機関で帰ります。

◆針刺し事故について

資源化物が回収されベルトコンベアで流れてくる中に注射針などが混じっている時があります。異物を手選別するときには軍手やゴム手袋を重ねて作業をしていますが、それでも流れてきた針が刺さってしまうことがあります。
株式会社きるとでの針刺し事故の対策とデータを下記に記載しております。

◆イベント・行事
  • 準備中

社会イノベーション事業(事業は終了しました。)

株式会社きるとでは、約2ヶ年の事業での活動による資源を活かし、中小企業の障害者雇用の推進、支援活動に取り組みました。

事業期間:2011年8月15日〜2013年3月31日

◆企業支援

地域における中小企業の障害者雇用への意向や実情に合った支援を行い、人事労務、経営などのアドバイザーや、実際の職場の中で支援するジョブコーチ、人材育成という経営課題に応えていける専門家の派遣などで障害者雇用を支援し、地域中小企業の振興を図りました。

中小企業の障害者雇用の阻害要因は?

  • ・障害者にできる仕事がない
  • ・トラブルへの不安
  • ・雇用管理の方法がわからない
  • ・余裕がない
  • ・現場の理解が得られない

このような疑問・問題点を共に考え、解決してくれる専門家を派遣しました。

専門家集団とは?

税理士・行政書士・社会保険労務士・障害者就労支援機関など

◆制度研究

・株式会社きるとと障害者雇用に取り組む(取り組みたい)中小企業が連携し、障害者雇用促進法の特例子会社制度の現行規定を超える特例制度を開発し、中小企業グループによる障害者雇用と中小企業振興を促進する仕組みを創るための情報収集・研究を行ないました。

◆障害特性別リーフレット「障害のある方と共に働くために」(無料)

障害者雇用の経験のない企業にとって、障害者が働いている姿をイメージすることは難しく、どのように受け入れればよいか不安に思うところです。けれども、障害の特性を理解し、特性に合わせた雇用環境を整えて行けば、十分に障害者の能力を活かし、戦力とすることが可能になります。
きるとでは、企業の障害者雇用への理解を深め、雇用促進へつなげるために、主たる4つの障害、「精神障害」、「知的障害」、「発達障害」、「高次脳機能障害」について、それぞれどのような障害なのか、その特性、特性に合わせた雇用のポイント、実際の雇用事例などをまとめたパンフレットを制作しました。雇用への手がかりとして活用していただければ幸いです。

リーフレットご希望の方はお問い合わせフォームよりお申し込みください。

人材育成事業(事業は終了しました。)

◆「障害福祉施設・作業所支援人材養成事業」

2012年8月~2015年8月「障害福祉施設・作業所支援人材養成事業」を行いました。

事業期間:2012年8月1日〜2015年8月31日

障害者総合支援法の施行に伴い、障害者福祉施設及び作業所では新法下での事業移行とともに、事業者(事業所)としての多様な業務が求められています。しかし、施設・作業所職員人材の職場定着、確保が不安定な現状があります。その現状解決のため大阪府が創設した、雇用創出・人材育成を目的とした支援人材養成モデル事業「障害福祉施設・作業所支援人材育成事業」を株式会社きるとが受託しました。
本事業では、障害福祉施設及び作業所スタッフを目指す人材を確保し、その人材が福祉関連施設・機関・作業所などでの実践的研修(OJT)や介護ヘルパー初任者資格・ガイドヘルパー資格などを取得することによって、社会福祉援助技術を養い、支援スタッフとしての援助能力を身につけていけるよう支援を続けてきました。
事業の1期目は2012年8月から2013年3月末日までの期間、2期目は2013年4月から2014年3月末日の期間で、1期目に2名、2期目に1名の研修生を採用し、関連施設・機関などでのOJTやOff-JTによる育成を行いました。
1期目の2名は障害者福祉施設での就労が決まり、2期目の1名は研修、訓練を受ける中で新たな自分の進む道を見つけ、その目標に向かって歩みだしました。
3期目は2014年11月に1名、2015年3月に1名の研修生を採用しました。2名共にさまざまな支援の現場(弊社リサイクル事業部、スクールきると、豊中市の福祉事業所TOPPOIさん、大阪市内の就労移行支援事業所エンカレッジさんなど)でのOJTを受けることにより支援スキルの取得、向上を目指しました。また介護初任者研修、ガイドヘルパー(全身性・知的)、介護実務者研修などの講座を受講しました。8月31日の事業期間終了後、1名は弊社リサイクル事業部で正社員として採用、1名は弊社での雇用はできませんでしたが、大阪市内の就労継続支援B型事業所に就職し、今までの経験を活かし、障がい者支援に携わっています。
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